コラム【給食施設にクックチルの導入は必要か?①】
- 2026.10.28
- News
こんには!
今回から数回に分けて『【給食施設】にクックチルは必要か?』と題して私の考えをお伝えしたいと思います。
各給食施設は「人手不足」や「原材料価格の高騰」等で運営に大変苦労されています。このことは、皆さんもご承知のことと思い
ます。そのような中で、医療施設や福祉施設から、調理方法を「クックサーブ」方式から「クックチル」方式に変更したいとのご
相談をいただくケースが増えています。おそらく、このコラムをお読みいただく皆さんも多少なりとも関心がおありではないでし
ょうか?
私は給食施設へのクックチル導入を約20年前から提唱していました。当時はまだスチームコンベクションオーブン(以下、スチ
コン)の普及もそれほど多くもなく、ブラストチラー(以下、ブラスト)にいたってはご存じない栄養士さんや調理師さんも多く
いらっしゃいました。そのような状況で、クックチルの導入を働きかけていたのですが、そもそも「クックチルってなに?」と言
う感じで皆さんの関心もさほど高くもなく・・・ご説明してもご理解をいただくことが難しい時代でした。
なぜ、私が20年前からクックチルの導入を提唱していたかというと、いづれ少子高齢化による人手不足が必ず訪れることが解っ
ていたからです。当時はまだ「団塊の世代」の方々が現役でご活躍されていたことから、多少の人手不足等はあるにせよ、今と比
べるとそこまで人手不足感はない時代でした。でも、いづれ人手不足が顕著になって運営が厳しくなることが想定されるため、ク
ックサーブ方式より人員が少ないクックチル方式を導入して将来に備えることが必要と考えたからです。
しかし、なかなか皆さんにご理解をいただけず、例えば10施設の方にお話ししても1施設の方が興味を示されるか否かの状況
でした。それは、当然と言えば当然で、現状、特に困っていなければ新しいこと、とりわけ「ややこしい」クックチル方式を導入
する必要はないと判断されるのは真っ当なお考えともとれることでした。
そのような状況でしたが、私はやはりクックチル方式はいずれ必ず普及していくものと強く考えていました。
つづく
